行きつけの自家焙煎珈琲店でいただいた今日のコーヒーはケニアコーヒーAAを深煎りで。カップはノリタケのザヒアゴールドにした。どんな味が楽しめるのか。さっそくいただいてみることに。
ケニアコーヒーAA
ケニアで最高級豆のグレードであることを示す「AA」がつく。豆の粒も大きく、色と形もそろっている。アフリカ諸国のコーヒーの中でも品質の高さを誇る。
ちなみにケニアのコーヒー豆は、7ミリ以上が「AA」、6ミリから 6.75ミリの大きさのものは「AB」と分類されている。粒が大きいほうが高く評価される。
焙煎仕立てのコーヒー豆
上の写真は焙煎仕立ての深煎りケニアコーヒー豆。マスターの許可を得て写真を撮らせてもらった。焦げたような香ばしい香りが漂ってきた。
焙煎機は、日本のコーヒー界の重鎮・カフェ・バッハ(東京都台東区)の代表取締役でもある田口護(たぐち まもる)氏の監修のもと誕生したマイスター(Meister)。
豆の特徴
上の写真はケニアコーヒーAA。深煎りなので豆が黒みを帯びている。ケニアのコーヒー豆は肉厚のために火が通りにくいので中深煎りや深煎りが適しているといわれている。今回は深煎りでいただいた。
ハンドドリップ
マスターがハンドドリップするのを眺められるのはカウンター席の特権。深煎りのコーヒーなので、粉の膨らみもいい。コーヒーがゆっくり抽出されていく。なんとも優雅な時間だ。
味の感想
淹れたてのケニアコーヒーAA深煎りをいただく。最初は上品な香りと奥深い苦味がくる。冷めてくるとビターチョコレートのような甘みが口の中に広がってくる。「おいしい」というよりも「旨い!」という感じのコーヒーだ。
飲みごろ
ケニアの深煎りは焙煎したてだと、味に角が立っているが、数日たつと角がとれて味に深みとコクが出てくる。今回いただいたケニアAA深煎りは焙煎七日目。ちょうど飲みごろだったので濃厚な風味が楽しめた。
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ノリタケザビアゴールド
コーヒーカップ&ソーサーは、ノリタケのボーンチャイナ・ザビアゴールド(4819)にした。宝石のメノウをイメージしたデザインと唐草文様がアクセントになっている。
個人的にはノリタケのザビアゴールドは深煎りのケニアと、かなり相性がいいように思うので、ケニアコーヒーを注文するときは、ザビアゴールドをリクエストすることが多い。
後記
ケニアAA深煎りはパンチが効いてて旨かった。苦味が好きなヒトにはおすすめしたいコーヒーだ。アイスコーヒーにしてもおいしい。
気分を変えて
後日、ケニアAA深煎りをオーダーしたときは、気分を変えて、カップ&ソーサーは、ウェッジウッド(WEDGWOOD)のアレクサンドラ シャンパンゴールドを選んだ。シャンパンカラーと真珠のような凛(りん)とした色合いが美しい。優雅なコーヒータイムを演出してくれた。
チーズケーキとともに
深煎りのケニアAAは、濃厚なチーズケーキとの相性もいい。ケニアの苦味とチーズケーキの甘みがあいまって、大人のコーヒータイムが味わえる。
焙煎十日目のケニアAA
再びケニアAAをいただいた。今回は焙煎十日目の豆。
豆は黒光りしている
焙煎十日目とあって、コーヒーオイルも出ている。豆のサイズは AA なので、粒も大きく、形もいい。コーヒーオイルに塗れた豆は黒光りというか、テカっている。
ハンドドリップ動画
マスターが深煎りのケニアAAコーヒーをハンドドリップしている様子を YouTube ショート動画に収めた(上の動画)。深煎りなので、粉がモコモコと膨らんでいく。深煎りのコーヒーをハンドドリップする様子を見るのは楽しい。
これぞ深煎りコーヒー
味は濃厚。苦味もパンチが効いている。後半はダークチョコレートのような甘味が出てきた。深煎り好きにはたまらない旨さだった。
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取材場所
本記事の取材場所は越谷市下間久里(しもまくり)にある行きつけの自家焙煎珈琲店・珈家(かや)。写真は珈家のカウンター席で撮影させていただいた。
参考資料
本記事を作成するにあたって、引用した箇所がある場合は文中に出典を明示した。参考にした文献は以下に記す。
・成美堂出版編集部(2015)『珈琲の大辞典』成美堂出版.
・西東社編集部(2017)『極める 愉しむ 珈琲事典』西東社.