2015年3月のオープン以来、通い続けている越谷市下間久里の自家焙煎珈琲店・珈家(かや)では、深煎りコーヒーが5種類飲める。ホットだけではなくアイスコーヒーにしてくれるのもうれしい。人気のケニアを筆頭に珈家の深煎り焙煎コーヒーを紹介する。
珈家の深煎りコーヒー
深煎り焙煎したてのケニアコーヒー豆
珈家では深煎りコーヒーは常時、5種類用意されている。
- ケニア
- キリマンジャロ
- インド
- ブラジル
- モンスーン
それでは、それぞれのコーヒーの特徴と、飲んだ感想をお伝えしていく。
ケニア
まずはケニア。珈家の深煎りコーヒーの中ではイチバン人気。ケニアしか飲まない常連客も多い。
ボクもはじめて珈家で飲んだのはケニアだった。マスターの淹れたケニアのあまりのうまさに度肝を抜かれ、以来、通い続けている。
ケニアーコーヒーの特徴
珈家のケニア・コーヒー豆は、「AA」というケニアで最高級豆のグレードが使われている。豆の粒も大きく、色と形もそろっている。「ケニアAA」は、アフリカ諸国のコーヒーの中でも品質の高さを誇る。
ケニアの特徴は、上品な香りと奥深い苦味。冷めてくるとビターチョコレートのような甘みが口の中に広がってくる。「おいしい」というよりも「旨い!」という感じのコーヒーだ。
ひとことでいうならケニアは「深煎りコーヒーの王様」といったところか。
夏はアイスで
ケニアAA深煎りはパンチが効いているので、アイスコーヒーで飲んでも。ちなみに珈家では好きなコーヒーを一年中、アイスでも提供している。
キリマンジャロ
続いてはキリマンジャロ。産地はタンザニア。北東部にはアフリカ最高峰のキリマンジャロ山がそびえ立つ。産地であるキリマンジャロ山のふもとで栽培されていることから「キリマンジャロ」のブランド名が付けられた。
高品質なキリマンジャロ・コーヒー豆は、タンザニアの重要な輸出品にもなっている。
キリマンジャロ・コーヒーの特徴
珈家のキリマンジャロ・コーヒー豆もケニアと同じく、「AA」という最高級グレードが使われている。豆の粒も大きい。
深煎りで焙煎したキリマンジャロ・コーヒーの特徴は、濃厚なコクと苦味。それと気品のある香り。冷めてくると、カラメルを思わせる甘みが口の中に広がる。
ひとことでいうならキリマンジャロは「深煎りコーヒーの女王」といったところか。
キリマンアイス
キリマンジャロはアイスコーヒーで飲んでもうまい。略して「キリマンアイス」。ホットよりは、すっきりした味になるが、苦みと甘みのバランスが絶妙。
キリマンを冬でも、ホットではなくアイスで注文する常連客がいるが、わかような気もする。
インド
珈家では、インドの「プランテーションA」(PA)と呼ばれるコーヒー豆が、使われている。「プランテーション」とは、水洗式(ウォッシュド)で精製されたアラビカ種のコーヒー豆のこと。
「A」は、インドにおけるコーヒー豆の品質基準で、最上位の格付け。インド・プランテーションAコーヒーは、深煎り焙煎に向いているといわれている。
インドーコーヒーの特徴
深煎りで焙煎したインドコーヒーの特徴は、すっきりした苦み。ケニアやブラジルのようなガツンという苦みではない。すっきりしているが、苦みに深みがある。濃厚なコクも感じる。
冷めてくると、ダークチョコレートのような甘みに変わる。
ひとことでいうならインドは「深煎りコーヒーのマハラジャ(大王)」といったところか。
コーヒーゼリーはインドを使用
珈家のコーヒーゼリーは、深煎りで焙煎したインドコーヒーを使っている。
マスターによると、(コーヒーゼリーを作るにあたって、いろいろなコーヒーで試してみたが)「インドコーヒーのすっきりした苦みはコーヒーゼリーに適している」とのこと。