2024年4月30日に発行された埼玉県ご当地グルメ本『埼玉を食べつくす<ネイタマ> Native Saitama』(高橋智:著)を Amazon で買った。著者は知人なので、義理で買ったんだけど、どっこい、おもしくて一気読みした。
本の名前
書籍名は『埼玉を食べつくす“ネイタマ” Native Saitama: 魅惑のフード合衆国・人生を賭ける埼玉メシのすべて』。著者は「プリティワンダフルさとし」(Pretty Wonderful Satoshi)。長すぎる~
書籍名『ネイタマ』、著者名「PWさとし」でいいじゃないか。
ま、それはそれとして、本をパラパラッとめくってみよう。
本の概要
この本『ネイタマ』では、埼玉をこよなく愛す著者・高橋智(たかはし・さとし)さんが、過去20年間、埼玉を旅して食べたご当地グルメの中から10部門を厳選、紹介されている。
また、料理と同時に、その料理が食べられるお店や、ご当地のおすすめ観光エリアなども載っている。
写真も文章も高橋智さん(PWさとしさん)独自の切り口で編集されているので、他のご当地グルメ本やグルメ旅本にはない魅力が満載。
楽しく読めて、携帯して重宝する、埼玉ご当地グルメ本だ。
著者紹介
著者の高橋智(PWさとし)さんは、ボクの知人でもある。PWさとしさんが主催する町歩きツアーに参加して意気投合した。
「遊びの水先案内人」を自称する高橋さんは、20代のときに、オーストラリアやカナダに長期滞在したあと、周辺国を放浪し、数多くの体験をした。
その後、旅行のツアーコンダクターとして、各旅行会社で手腕を発揮。自身でも旅行ツアーの企画をおこない、ガイドもつとめ、中学生の修学旅行では人気ガイドとなる。
旅行雑誌のライターとしても活躍。今もフリーライターとして活動しているほか、こしがやエフエムのラジオパーソナリティーとして、生放送のレギュラー番組も担当している。
そのほか、独自の企画で、イベントやガイドツアー、謎解き街めぐりなども開催。毎回、多くのファンが参加して盛りあがる。
遊びの水先案内人
上の写真は、2022年10月に、高橋さん自身が企画・ガイドをつとめた「こしがやの街 再発見 日帰りの旅」全6回(東武トップツアー主催)の様子。ボクは 1回目に参加した。メチャクチャ楽しかった。
ツアーは笑いの連続
こちらは参加した6組みなさんの集合写真。出発前からこのテンション。どんなツアーになったかは、みなさんの笑顔が物語っている。
本の特徴
そんな高橋智(プリティワンダフルさとし)さんが魂を込めて書いた今回の埼玉県ご当地グルメ本『ネイタマ』。ひとことで言うと、「高橋さんのガイドのもと、埼玉ご当地グルメツアーに参加している気分になれる」のが、大きな特徴だ。
目次
本は、10項目で構成されている。
- 東松山…やきとり
- 川島町(夏)…すったて
- 川島町(冬)…呉汁
- 小鹿野町…わらじカツ丼
- 秩父地域…豚丼(味噌漬け)
- 妻沼…雪くま
- 寄居…豚ホルモン
- 行田…フライ&ゼリーフライ
- 埼玉全域…うどん
- 特別対談…PMさとし×オレンジ写真家坂上たかお
各グルメの特徴だけではなく、歴史・背景・その地域の文化・習慣・なぜこのグルメがこの地域で広がって定着したのか、など、取材で得たことをもとに、独自の視点で深堀りされている。
こういうご当地グルメは今まであるようでなかった。
読むだけで満腹に
写真を見ながら本を読み進めていくと、実際に高橋さんといっしょにご当地グルメを食べ、町歩きをしている、そんな感覚になる。
出不精のボクは、本を読んだだけで、おなかいっぱい食べた気になっちゃったので、あらためて、食べに行かなくてもいいかな……。
が、それだと、著者の意にそぐわないだろうから、『ネイタマ』を携えて、一箇所ぐらいは、埼玉ご当地グルメ旅に出てみるか。
まずは、ボクの地元・越谷からも、そんなに遠くない加須うどんあたりからだな。
グルメ旅必携本
本は携帯することを前提とされているので、持ち歩くにはちょうどいい大きさになっている。まさに、埼玉グルメ旅必携本といえる。
後記
今回、発行された、埼玉県ご当地グルメ本『ネイタマ』(著:高橋智)に、唯一ケチをつけるとすれば、ボクの地元・越谷のご当地グルメが載ってないこと。越谷市民としては、大いに不満が残る。
続編では、越谷ご当地グルメを大きく採りあげてもらいたい。