2023年8月30日。仕事で栃木県佐野市へ。同僚と早めの昼食を終えて、ひと息つこうと、おいしいコーヒーが飲める店をスマホで探して立ち寄ったのが新吉水町の自家焙煎珈琲・珈琲音(かひあん)。これが大当たり。居心地のいい喫茶店だった。

自家焙煎 珈琲音

自家焙煎珈琲 珈琲音|佐野市新吉水町

午前11時45分。珈琲音(かひあん)に到着。白い壁に大きな窓。古民家風の店構えだ。

入口

入口|自家焙煎珈琲 珈琲音

突き出した入口がおしゃれ。ドアを開けて店内へ

店内

店内|珈琲音

制服姿の奥さまがテーブル席に案内してくれた。店内は落ちついた雰囲気。整理整頓が行き届いていて、調度品も洗練されている。

テーブル席

テーブル席に座る。カウンター席には常連客と思われる年配の男女。コーヒー豆を買いに来た女性も年配だ。隣のテーブル席では二十代ぐらいの男性がひとりでコーヒーを飲みながら iPad に没頭している。
 
奥さまが、水とおしぼりを持ってきてくれた。店は何年ぐらいやっているのかと訪ねたところ、創業が昭和60年(1985)で、建て替えて20年になります、とのこと。今年(2023年)で、38年目を迎えたそうだ。
 
電話が鳴った。(奥さま)「●●さん、イルガチェフェのウォッシュドを200グラム、10袋ですね。いつもありがとうございます」。コーヒー豆の注文のようだ。

メニュー

卓上額

珈琲音のメニューは大別するとコーヒーとケーキ。コーヒーは、深煎り・中深煎り・中煎り・浅煎りで、それぞれ5種類ずつ用意されている。
 
そのほか、季節のブレンドや期間限定メニューやカフェオレなどのバリエーションメニューもある。
 
ボクは季節のブレンドをホットで、それとコーヒーゼリー。同僚は、季節のブレンドのアイスとチーズケーキを頼んだ。季節のブレンドは「夏祭り」という名前にひかれて注文した。

カウンター席の向こう側で
注文を受けたご主人が
ハンドドリップをはじめた。
ていねいな淹れ方だ。
期待が高鳴る。

コーヒーが運ばれてきた。

季節のブレンド|ホット

季節のブレンド|珈琲音

夏限定、季節のブレンド「夏祭り」。なかなか「粋」な名前だ。中深煎りで、苦みとコクのバランスがいい。ジューシーさも感じる。すっきりとして飲みやすいコーヒーだ。
 
ホットは、ポットも付いてくるので、二杯飲めるのもうれしい。

ウェッジウッド

ウェッジウッド・スウィート プラム

ホットのカップ&ソーサーは、英国王室御用達ブランド・ウェッジウッドのスウィート プラム。じつに優雅なコーヒータイムになった。

季節のブレンド|アイス

アイスコーヒー

こちら(上の写真)は同僚が頼んだ「夏祭り」のアイスコーヒー。ひとくち飲ませてもらったが、ホットと同様、すっきりして飲みやすい。ガブガブ飲めちゃいそうだ。

コーヒーゼリー

珈琲音のコーヒーゼリー

続いてコーヒーゼリー。ボクが頼んだ。コーヒーゼリーには生ミルクがかかっていて、その上にアイスクリームが載っている。別添えでシロップが付いている。銀色の皿もなかなかおしゃれな感じがする。
 
コーヒーゼリーはぷるぷる。コーヒーの深い香りが、ぎゅっとゼリーの中に閉じ込められていて、おいしかった。

チーズケーキ

珈琲音のチーズケーキ

チーズケーキは自家製。同僚が頼んだ。少しいただいたが、ねっとりした固めの食感で、舌ざわりはなめらか。チーズの濃厚な味わいが口の中に広がった。コーヒーとの相性も抜群。

後記

珈琲音

珈琲音(かひあん)。じつに居心地のいい空間だった。
 
「焙煎前後に一粒一粒ハンドピックを行ない、それぞれの豆の特徴を最大限に引き出せるように、手作業で良い豆を一粒一粒選び抜いています」という、ご主人のコーヒーに対する思いが伝わってきた。
 
ご夫婦で、末長く店を続けてほしい。

営業情報

自家焙煎珈琲 珈琲音|佐野市新吉水町

自家焙煎珈琲 珈琲音(かひあん)の住所は、栃木県佐野市新吉水町345。郵便番号は 327-0314 。場所は、東部佐野線・吉水駅西口から350メートル直進した右手、二つ目の信号の手前にある( 地図
 
営業時間は、火曜日…10時~16時。水曜日から日曜日…10時~18時30分。定休日は月曜日。月曜日が祝日の場合は短縮営業…10時~17時。駐車場は第二を含めて25台。メニューや臨時休業などは公式サイトで要確認。

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