2024年11月4日。越谷市下間久里の自家焙煎珈琲店・珈家(かや)でコーヒー教室が行なわれた。内容の充実ぶりもさることながら、マスターの淹れるコーヒーに参加者全員感動。優雅な時間が流れた。
珈家コーヒー教室
今回のコーヒー教室は、マスターが Instagram で開催を告知したら瞬時に定員になってしまったというから驚き。今回、運良く参加できたのは五人。
午前10時。
全員そろったところで、コーヒー教室開始。
自己紹介
まずはマスターが自己紹介。
勤めていた会社を退職し、東京・南千住にある自家焙煎珈琲カフェ・バッハのトレーニングセンターで修行を積んで、2015年3月に珈家(かや)をオープンさせるに至った話をしてくれたあと、本日のコーヒー教室の流れについて説明があった。
真剣にマスターの話を聞く参加者のみなさん。
この時点で、すでに和気あいあい。楽しいコーヒー教室になりそうだ。
解説①
はじめに器具の解説。ミル・ドリッパー・ペーパーフィルター・サーバー・コーヒーポットなど、コーヒーを淹れる器具や用具について、それぞれの特徴や適切な使い方など、具体例を交えながら、マスターが話をしてくれた。
深煎りコーヒーの淹れ方
続いて、深煎りコーヒーの淹れ方をマスターが伝授。
使う豆は深煎りケニアAA。
豆の焙煎度、挽き目、粉の量、お湯の温度、抽出量、豆の特徴を引き出す淹れ方……など、細かい注意点をひとつひとつ解説してくれた。
マスターのハンドドリップを激写
マスターがハンドドリップする様子を動画で撮ってもいいと許可が出たので、参加者のみなさんスマホで激写。マスターがコーヒーを淹れる一連の流れを動画で撮影できてよかったですね。
試飲
マスターが淹れてくれた深煎りケニアコーヒーを全員で試飲。あまりのおいしさに、参加者全員から歓声があがった。
深煎りケニアは苦みと甘みと旨みの世界が楽しめます。
試飲しながら、温度による味の変化について、マスターが話をしてくれた。
アイスコーヒー
続いて、深煎りケニアのアイスコーヒーも試飲させてもらえた。アイスコーヒーの挽き目、粉の量、氷の種類など、ハンドドリップしながら、マスターが、事細かく解説。参加者のみなさん、アイスコーヒーのおいしさにもビックリ。
こんなアイスコーヒーはじめて
「今まで私たちが飲んでたアイスコーヒーって、いったい何だったんだろうね」。みなさんの感想に、マスターもご満悦の様子。
浅煎りコーヒーの淹れ方
続いて、浅煎りコーヒーの淹れ方をマスターが実演。使う豆は浅煎りのベレカ。産地はエチオピア。浅煎りなので一杯目の深煎りケニアとは対極の世界だ。
ハンドドリップしながら浅煎りコーヒーの淹れ方をひとつひとつ工程順に解説するマスター。その様子をスマホで撮る参加者のみなさん。どちらも真剣。
淹れたての浅煎りベレカを試飲。
レモンティーのような柑橘系の香りと酸味が特徴です。
想像を超える上質なベレカの味に、参加者のみなさんからは、ため息が出た。
解説②
続いて、カウンター席からテーブル席に移動。丸テーブルにずらりと並んだドリッパー。ひとつひとつの特徴をマスターが解説。おすすめのコーヒーミルも紹介された。
中深煎りコーヒーの淹れ方
カウンター席に戻って、マスターが、中深煎りコーヒーの淹れ方を指南。豆はグアテマラSHB。「SHB」は、グアテマラで最高品質のコーヒー豆。
一度に二杯分のコーヒーを淹れる(二杯立ての)コツをマスターが工程順に教えてくれた。粉の量、抽出の量など具体的な数値の説明もあったが、詳細は割愛。
淹れたての中深煎りグアテマラを試飲。
香り・酸味・苦み・コクのバランスがとれてたおいしいコーヒーです。
飲んだ瞬間、鼻から甘い香りが抜けていくグアテマラに、参加者のみなさん、全員感動。
ちなみに中深煎りのグアテマラ。珈家では女性に人気のコーヒーです。
一期一会
「焙煎したコーヒー豆は、日にちがたつに従って、味が変わっていきます。焙煎度によって飲みごろも違ってきますので、一日として同じ味はありません。まさにコーヒーは『一期一会』(いちごいちえ)なんです」
マスターのこの「一期一会」という言葉に、参加者のみなさん、感銘したようで、真剣にメモに残していた。
中浅煎りコーヒーの淹れ方
中深煎りのグアテマラを試飲したあとは、中浅煎りのコーヒーの淹れ方に移った。マスターが淹れる本日、五杯目、そして最後のコーヒーは、エチオピアのイルガチェフェ。
本日、最後のハンドドリップ実演とあって、参加者のみなさんも動画撮影に熱が入る。もはやハンドドリップするマスターと一心同体(笑)
イルガチェフェは、やわらかな酸味と、紅茶を感じさせる風味、上品な甘みが特徴です。
「こんな風味のあるコーヒーを飲んだのははじめて」。マスターの淹れた中浅煎りのイルガチェフェを口にした参加者のみなさん、全員うっとり。
コーヒー豆の保存方法
イルガチェフェを飲みながら、マスターが、コーヒー豆の保存の仕方について、話をしてくれた。「え~、そうなんですね」「知らなかったぁ」。内容については割愛。
予定されていた内容は、これで終了。
コーヒー豆のお土産
質疑応答のあと、コーヒー豆販売コーナーに移動。参加者全員に、それぞれ好きなコーヒー豆がプレゼントされた。マスターのはからいに、みなさん感激。
終了
午後12時半。珈家のマスターがあいさつ。予定時間を30分過ぎたが、あっというまの二時間半だった。優雅な時間が流れた珈家のコーヒー教室。
これにて終了。
備考
本記事では、当日の雰囲気をお伝えするだけにとどめ、参加者だけに伝授された具体的な内容につきましては、割愛させていただきました。
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2015年3月のオープン以来、通い続けている越谷市下間久里の自家焙煎珈琲店・珈家(かや)では、深煎りコーヒーが5種類飲める。ホットだけではなくアイスコーヒーにしてくれるのもうれしい。人気のケニアを筆頭に珈家の深煎り焙煎コーヒーを紹介する。
店舗紹介
珈家では通販でコーヒー豆販売も行なっている。住所や営業時間などの詳細はホームページで要確認。
珈家は、2015年3月1日(日)に埼玉県越谷市にてオープンしたコーヒー専門店(コーヒーの提供&焙煎豆の販売)です。生家が農家であるというロケーションを生かしながら、自宅横の家屋を改築し古民家カフェを開きました。皆様のご来店を心よりお待ちしております。