ケニアのアフリカンシンフォニーというコーヒーを行きつけの自家焙煎珈琲店でいただいた。焙煎度は中煎り。飲んだ味の感想は、オレンジのような酸味とマイルドな甘みが特徴的なコーヒーだった。

アフリカンシンフォニー

ケニア産コーヒー|アフリカンシンフォニー

アフリカンシンフォニー(African Symphony)は、ケニア山西部山麓(標高1700メートル)で生産されている高品質なコーヒー。
 
販売元のセラード珈琲によると、「ケニアのコーヒー農家は、壮大な大自然の恵みに感謝し、コーヒーの生産を通じて(植木や土壌保全・保護地区の確保など)、環境改善・保全の一環になればと日々農作業を行なっている」(※1)という。

※1 セラード珈琲「AFRICAN SYMPHONEY」(https://www.cerrad.shop/view/item/000000000186?category_page_id=ct41)(2024年2月23日閲覧).

豆の特徴

アフリカンシンフォニー|中煎り

豆はやや扁平で肉厚。いつもいただいているケニアAAと比べるとかなり小粒だ。中煎りで焙煎されているので、色は薄い焦げ茶色。日本の伝統色でいえば「江戸茶」(えどちゃ)といったところか。
 
豆の精製方法は「水洗式」。コーヒーの果実を水に浸けてから精製する方法。「ウォッシュド」とも呼ばれる。

ハンドドリップ


 
マスターがハンドドリップする様子をスマホで撮影した(上の写真)。しゅわ~っと盛りあがりながら、きれいなドーム型にふくらんでいく。

抽出後|粉の表面

コーヒー抽出後

抽出後、ドリッパーを上からのぞかせていただいた。粉の表面がきれいなすり鉢状になっている。おいしく抽出された証だ。期待が高まる。

味の感想

アフリカンシンフォニーコーヒー

まずはひとくち。深みのあるコクだ。ほどなくするとマイルドな甘みにかすかな酸味。最後はオレンジのような酸味に変わった。
 
ひとことで言うと「豊かな余韻が楽しめた個性的なコーヒー」だった。
 
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ノリタケ カーニバル ピンク

ノリタケ カーニバル ピンク

カップ&ソーサーは、ノリタケ・カーニバルシリーズのピンク(M-249)。パステルピンクと白の彩りがなんとも楽しげ。華やいだコーヒータイムを演出してくれた。

後記

生け花とコーヒー

今回いただいたアフリカンシンフォニーの生産地・ケニアといえば、グレート・リフト・バレー(大地溝帯)が有名。
 
周辺湖には100万羽にも及ぶフラミンゴが生息している。紅鶴(べにづる)とも呼ばれ、濃淡ピンクのグラデーションが美しい鳥だ。
 
ノリタケ・カーニバル・ピンクで、アフリカンシンフォニーをいただきながら、フラミンゴの生息地でもあるケニアに思いをはせた。
 
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取材場所

本記事の取材場所は埼玉県越谷市下間久里(しもまくり)にある自家焙煎珈琲店・珈家(かや)。写真及びハンドドリップの動画は珈家のマスターの許可を得て撮影した。

参考資料

本記事を作成するにあたって、引用した箇所がある場合は文中に出典を明示した。参考にした文献は以下に記す。

参考文献

・成美堂出版編集部(2015)『珈琲の大辞典』成美堂出版.
・西東社編集部(2017)『極める 愉しむ 珈琲事典』西東社.