埼玉県杉戸町鷲巣(すぎとまち・わしのす)の西宝珠花屏風線沿いにある二基の庚申塔を調べた。
二基の庚申塔

調査日は、2026年4月8日。西宝珠花屏風線(埼玉県道375号)沿いの旧アポロステーション敷地脇に庚申塔が二基並んでいる。
文字庚申塔|安永7年

向かって左側は、江戸中期・安永7年(1778)造塔の文字庚申塔。石塔型式は山状角柱型。
正面中央の主銘は「青面金剛」(しょうめんこんごう)。最頂部左右に瑞雲に乗った日月が陽刻されている。
左側面

左側面(向かって右側面)の脇銘は「下総国葛飾郡庄内領」「鷲巣邑」「連中」
右側面

右側面(向かって左側面)には「安永七戊戌歳」「八月吉祥日」と刻まれている。
台石

台石の正面には、三猿が陽刻されているが、劣化がひどく、像容は見極められない。両側面には、寄進者の名前が刻まれているが、劣化していて、ほとんど読みとれない。
文字庚申塔|天明2年

向かって右側は、江戸後期・天明2年(1782)造塔の文字庚申塔。石塔型式は山状角柱型。
正面中央の主銘は「青面金剛」。最頂部左右には瑞雲に乗った日月が陽刻されている。
左側面

左側面(向かって右側面)の脇銘は「天明二寅霜月吉日」。下部には寄進者の名前が刻まれている。
右側面

右側面(向かって左側面)の脇銘は「鷲巣邑講中」。下部には寄進者の名前複数。
台石

台石の正面には、三猿が陽刻されている。向かって左から聞か猿・見猿・言わ猿。両側面には、寄進者の名前が刻まれているが、劣化がひどく、判読不能。
場所

二基の庚申塔がある場所は、埼玉県杉戸町鷲巣(すぎとまち・わしのす)の西宝珠花屏風線沿い。旧アポロステーション(ガソリンスタンド)敷地脇。朝日バス「鷲の巣」(わしのす)バス停から40メートルのところにある( 地図 )
参考文献
本記事を作成するにあたって参考にした文献を以下に記す。
日本石仏協会編『石仏巡り入門―見方・愉しみ方』大法輪閣(平成9年9月25日発行)
日本石仏協会編『新版・石仏探訪必携ハンドブック』青娥書房(2011年4月1日発行)




