散歩のみちすがら撮った写真と自作句で綴る1月の私製歳時記

1月(睦月)の散歩歳時記

初空

冬の元荒川

初空を悠々と過ぐ烏かな(古舟)
 
2026年1月1日・午後2時。越谷市神明町・元荒川緑道にて。快晴の上空をカラスが一羽、横切った。吉兆のしるしか……。

初景色

中洲|冬の元荒川

水低き元荒川や初景色(古舟)
 
2026年1月1日・午後2時。越谷市宮本町・元荒川緑道にて。

二日

白梅の冬芽

川沿いの芽の赤らんで二日かな(古舟)
 
2026年1月2日・午前8時。快晴。気温3度。越谷市宮本町・元荒川緑道にて

三日

元荒川の雪景色

はや三日思わぬ雪になりにけり(古舟)
 
2026年1月3日・午前9時。快晴。気温2度。越谷市宮本町・元荒川緑道にて

雪晴

雪晴や川面飛び立つユリカモメ(古舟)
 
2026年1月3日。快晴。越谷市・元荒川にて

冬芽

冬芽

午後三時陽を背に受ける冬芽かな(古舟)
 
2026年1月4日・15時。北越谷元荒川堤にて

四日

電線のカラス

電線の鴉ふた鳴き四日かな(古舟)

寒の入り

落ち葉と雪

路地裏の雪とけぬまま寒の入(古舟)
 
2026年1月5日。越谷市谷中町にて

雑煮

肉ぞう煮|越谷朝日屋

肉ぞう煮餅が五枚も入りけり(古舟)
 
2026年1月6日。越谷市東柳田町のそば屋・朝日屋で正月メニューの「肉ぞう煮」(餅五個入り)をいただいた。

冬の虻

水仙と虻

川土手の花にすがるや冬の虻(古舟)
 
2026年1月7日・午前8時半。曇り。気温2度。北越谷元荒川堤を歩く。先ほどまで雪がぱらついていた元荒川は空気が冷たい。水仙の黄色い副花冠(ふくかかん)の中でアブが一匹、寒さをしのいでいた。

松過

海老天そば

松過ぎや茶店の蕎麦に海老一尾(古舟)
 
2026年1月8日。茨城県下妻市・大宝八幡宮鳥居内の団子茶屋ゑびすやにて

福詣

布袋尊

福詣布袋の鼻に苔むせり(古舟)
 
2026年1月8日。茨城県下妻市・大宝八幡宮にて

冬の暮

元荒川|越谷市大沢

冬の暮川に街の灯映りけり(古舟)
 
2026年1月9日・午後5時。大沢橋から元荒川橋を望む。

冬芽

冬芽

あぜ道に朝陽さえぎる冬芽かな(古舟)
 
2026年1月10日・午前9時。越谷市谷中町の田んぼ道にて

道寒し

ヤクシソウの綿毛

道寒し綿毛をまとう薬師草(古舟)
 
2026年1月11日・午前8時。強風。越谷市谷中町の田んぼ道にて

寒し

今朝寒し女店主淹れたマンデリン(古舟)
 
2026年1月11日。越谷市大沢・旧日光街道沿いの自家焙煎 陽の香珈琲(ひのかコーヒー)にて

寒九

北越谷・元荒川の河川敷

河川敷つま先しびれ寒九かな(古舟)
 
2026年1月13日。越谷市北越谷・元荒川の河川敷にて

小正月

握り寿司

箸先や赤身にイカに小正月(古舟)
 
2026年1月15日。千代田区一番町・浜鮨にて

鍋焼

鍋焼きうどん

鍋焼を店内五人食べており(古舟)
 
2026年1月16日。越谷市東柳田町・朝日屋にて

初閻魔

閻魔堂|越谷市安國寺

境内に人の影なし初閻魔(古舟)
 
2026年1月16日。越谷市大泊・安國寺の閻魔堂にて

寒土用

寒土用けさはコーヒー深めなり(古舟)
 
2026年1月17日。越谷市大沢の自家焙煎 陽の香珈琲(ひのかコーヒー)にて

寒土用

白梅

にわとりの声やかましや寒土用(古舟)
 
2026年1月17日。越谷市谷中町の畑地にて

冬芽

白梅の冬芽

二羽の鳩川面をよぎる冬芽かな(古舟)
 
2026年1月18日。越谷市宮本町・元荒川緑道にて

冬ぬくし

ロースカツ定食

箸重きロースの脂冬ぬくし(古舟)
 
2026年1月19日。茨城県八千代町・とんかつとん平にて

二十日正月

山門と仁王像|越谷市大聖寺

正月も二十日すぎたり仁王門(古舟)
 
2026年1月20日。埼玉県越谷市・大相模不動尊大聖寺の山門と仁王像

大寒

御座の松|越谷市大聖寺

大寒や家康居りき御座の松(古舟)
 
2026年1月20日。埼玉県越谷市・大聖寺境内の御座の松(ござのまつ)

北風

きのこそば

北風や暖簾をくぐりきのこそば(古舟)
 
2026年1月20日。越谷市東柳田町・朝日屋にて

初大師

虹だんごと太師堂|越谷市大聖寺

参道にしょうゆ香るや初大師(古舟)
 
2026年1月21日。埼玉県越谷市・大聖寺の大師堂と虹だんご

冬の川

元荒川の夕日

冬の川夕日しずかに沈みけり(古舟)
 
2026年1月21日・午後4時。北越谷元荒川堤にて

元荒川の鴨

夕鴨や今宵いずこに眠るのか(古舟)
 
2026年1月21日・午後4時。越谷市神明町・元荒川緑道にて

冬の朝

冬の朝|越谷市神明町・元荒川緑道

冬の朝川はゆっくり流れをり(古舟)
 
2026年1月23日・午前6時50分。氷点下5度。越谷市神明町・元荒川緑道にて

冬の雲

冬の雲

冬の雲列車の音が聞こえけり(古舟)
 
2026年1月25日。大沢橋から元荒川橋を望む

1月の自作句

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初空を悠々と過ぐ烏かな
水低き元荒川や初景色
川沿いの芽の赤らんで二日かな
はや三日思わぬ雪になりにけり
雪晴や川面飛び立つユリカモメ
午後三時陽を背に受ける冬芽かな
電線の鴉ふた鳴き四日かな
路地裏の雪とけぬまま寒の入
小寒や刃先をこばむ久慈良餅
肉ぞう煮餅が五枚も入りけり
川土手の花にすがるや冬の虻
松過ぎや茶店の蕎麦に海老一尾
陽の香茶屋半年過ぎて睦月かな
冬の暮川に街の灯映りけり
あぜ道に朝陽さえぎる冬芽かな
道寒し綿毛をまとう薬師草
今朝寒し女店主淹れたマンデリン
何もせずきょうも過ぎしや冬の暮
河川敷つま先しびれ寒九かな
箸先や赤身にイカに小正月
鍋焼を店内五人食べており
境内に人の影なし初閻魔
寒土用けさはコーヒー深めなり
にわとりの声やかましや寒土用
二羽の鳩川面をよぎる冬芽かな
箸重きロースの脂冬ぬくし
冬の夜やインクの出ないボールペン
正月も二十日すぎたり仁王門
大寒や家康居りき御座の松
北風や暖簾をくぐりきのこそば
参道にしょうゆ香るや初大師
冬の川夕日しずかに沈みけり
鴨たちに土手ふさがれて戻りけり
夕鴨や今宵いずこに眠るのか
やせ猫や北吹く今宵どこに寝る
冬の朝川はゆっくり流れをり
風邪ひいて老母の介護終えて臥す
畑道にもぐらの塚や初地蔵
冬の雲列車の音が聞こえけり
水仙や特急列車通過せり
冬萌や鳥羽根流るる用水路
寒風やきょうは素通り佐野大師
たくあんを添えてもらいしアジフライ
 
(作句)古舟

古舟の私製写真歳時記

自作の俳句に特化したブログを別途立ち上げました。