憧れのレイバン・オリンピアン復刻モデルを買った。このサングラスをはじめて見たのは45年以上も前。当時は貧乏学生だったので、当然買えるわけもなく、新宿西口ガード下のバッタもん専門のサングラス店で、なんちゃってレイバン・オリンピアンを1,500円で買った。

今回買ったのは正規品

レイバン・オリンピアン復刻モデル

あれから 45年。ホンモノ（正規品）のレイバン・オリンピアンが似合う年齢と風格を兼ね備えたはずのボクだが、実際にかけてみたところ、どうもなんだか、なんちゃってレイバン・オリンピアンをかけているように見えてしまうのはなぜだろう……（笑）
 
ま、それはそれとして――
 
憧れのサングラス、復刻モデルとはいえ、レイバン・オリンピアンを手に入れた。45年越しの思いが実って嬉しい。
 
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レイバン・オリンピアンといえば

レイバン・オリンピアンといえば、1969年公開のアメリカ映画『イージーライダー』で、ピーター・フォンダが着用したモデルだ。『イージーライダー』は、日本では1970年に公開されたが、当時、レイバン・オリンピアンは、映画とともに大流行した。
 
ハーレーダビッドソンに乗っていたライダーたちは、こぞってレイバン・オリンピアンをかけていた、そんな記憶がある。

オリンピアン VS ウェイファーラー

ボクが、新宿西口ガード下のバッタもん専門のサングラス店で、なんちゃってレイバン・オリンピアンを 1,500円で買ったのは、1975年、大学1年生のときだったが、斎藤くんという同じ学部の知り合いがいた。斎藤くんは、フォークギターの達人で、ボブディランの信奉者だった。

ボブディランが、レイバンのウェイファーラーというモデルをしていたことから、斎藤くんは、レイバンのウェイファーラー、しかもホンモノを持っていた。斎藤くんは歯医者の息子だったからお金を持っていた。おそらく 2万円はしたと思う。
 
ボクの 1,500円のなんちゃってレイバン・オリンピアンを見ると切なくて胸が痛んだ。
 
「レイバン・オリンピアンは不良のサングラスなんだよ。やっぱりミュージシャンはウェイファーラーだね」と、斎藤くんはよく言ってた。ホンモノのレイバンを愛用している斎藤くんの言葉にはひれ伏すしかなかった。

ジョンレノンサングラス

また当時、バンドをやっている連中は、ジョン・レノンが愛用していた丸メガネのサングラスをよくかけていた。ボクもビートルズとジョン・レノンが好きだったので、丸メガネのサングラスを持っていた。
 
しかもレイバン・オリンピアンと同じく、新宿西口ガード下のバッタもん専門のサングラス店で買った。たしか 1,000円だったと思う。かれこれ45年以上も前、1975年ごろの話だが……。当時、このモデルは「ジョンレノンメガネ」とか「ジョンレノンサングラス」などと呼ばれた。 

丸メガネのサングラスは今も愛用

ジョンレノンモデルのサングラス

丸メガネのサングラスは、なかなか気に入っているので、今も夏になると、たまにしている。このブログのプロフィール画像にもお気に入りの丸メガネのサングラスを使っている。今持っているのはバッタもんではない（笑）

続・レイバン・オリンピアンの思い出

レイバン・オリンピアン復刻

またまたレイバン・オリンピアンに話を戻して――
 
1,500円のなんちゃってレイバン・オリンピアンを買った大学1年生のボクは、ホンモノのレイバンだと言って、地元の中学時代の同級生・塚田くんに自慢した。ホンモノのレイバン・オリンピアンなんて見たことのない塚田くんは（ボクもホンモノのレイバン・オリンピアンなんて見たことがなかったが）、このうえなくうらやましがった。
 
夏休み、彼女と伊豆七島の神津島に行くことになった塚田くんは、カッコつけたいからレイバン・オリンピアンを貸してほしい、と、言ってきた。くさやをお土産に買ってくるという条件で、貸してあげた。
 
なんちゃってレイバン・オリンピアンをかけて神津島に彼女と行った塚田くんだが、彼女にも砂浜でも民宿でもスナックでも誰にも偽物だとは気づかれなかったようだ。
 
なんちゃってレイバン・オリンピアンもなかなかやるもんだと感心した。

今回は楽天市場で購入

今回のレイバン・オリンピアン復刻モデル正規品は楽天市場で買った。