『ライナス・ポーリングのビタミンCとかぜ、インフルエンザ』L・ポーリング著/村田晃訳(共立出版)初版本を再読した。はじめて読んだのは昭和52年(1977)の夏。今から46年前だ。
ビタミンCと健康
体育学科の4年生だったボクは、「健康」をテーマにした卒論を書こうと思って、担当の名誉教授に相談したところ、「ビタミンCと免疫力についておもしろい本があるので、この本を骨子に、ビタミンCと健康についてまとめなさい」と、紹介されたのが、『ライナス・ポーリングのビタミンCとかぜ、インフルエンザ』だった。
当時は、ビタミンCや免疫力が健康に影響する、なんていうことは、日本では知られていなかった。そもそもビタミンCを手に入れるには、医者の処方が必要だった。サプリメントなんて言葉は日本にはなく、栄養剤と呼ばれていた。
昭和52年(1977)に出版された『ライナス・ポーリングのビタミンCとかぜ、インフルエンザ』に、「本邦におけるビタミンCの入手法」として、訳者の村田晃教授が補足した項があるので、以下、引用・抜粋して紹介する。
わが国では、ビタミンCをはじめビタミン栄養剤は、米国と違って、薬として薬事法で規制されているので、一般の人は、薬局にいく以外にはない。しかし、薬局にいっても、アスコルビン酸ないし粉末は、ふつう置かれていない。
価格が高いので健康増進のための日々の摂取には得策でない。わが国においても近い将来、500、1000ミリグラム含有の製剤(ビタミンC以外の成分や着色料を含まないもの)が、つくられるようになることを願うものである。引用元: 『L・ポーリングのビタミンCとかぜ』(※)
※ L・ポーリング著/村田晃訳(1977)『ライナス・ポーリングのビタミンCとかぜ、インフルエンザ』共立出版「本邦におけるビタミンCの入手法(訳者)」170頁
サプリメントも普及したが
あれから46年。いまでは、ビタミンCは、ドラッグストアに行けば、何種類もの商品(サプリメント)が陳列されている。が、ビタミンC以外の成分や着色料を含むものが大半だ。これは、ポーリング博士の提唱するするビタミンCではない。
ボクが飲んでるビタミンC
ボクは、30年ほど前から健康のためにビタミンCを日常的に摂取している。10年前からは、iHerb(アイハーブ)プライべートブランド(California Gold Nutrition)のビタミンC(ゴールドC)に切り替えて、現在に至っている。
「Gold C」(ゴールドC)は、1カプセルにビタミンCが 1000ミリグラム含まれていて、グルテンや遺伝子組み換え原料などは使われていない。
ビタミンCを飲むなら
あくまでも個人的な感想だが、『ライナス・ポーリングのビタミンCとかぜ、インフルエンザ』で提唱されているビタミンCを健康のために摂取するには、アイハーブ(iHerb)プライベードブランド(California Gold Nutrition)の「Gold C」は、うってつけのサプリメントといえる。